ブログ

2025/12/30

長尺ゼロトルクパターの打ち方

楽天市場】Odyssey Square 2 Square Jailbird Broomstick Putter ...  前々回のブログで「右手はなし打ち」について書きました。「右手はなし打ち」と言うのはパッティングで左に引っ掛ける原因である右手を使わない究極の右手を殺したパッティング方法です。どうやって右手を使わないかと言うと、バックスィングのトップで右手を離してしまうんですね。そうすると、クラブはグリップを支点とした振り子運動をするので、振り子運動の間フェースの向きが変わらないゼロトルクパターであれば、ヘッドはちゃんとアドレスの位置に構えた時の向きで戻って、インパクトを迎えると言う理屈です。

 右手を離してヘッドの重みだけでボールをヒットするので、普通のパターだと距離が出ませんが、アークの長い中尺や長尺パターなら2メートル位までのショートパットならヘッドの慣性モーメントだけでも打てるのではいかと言う事で、ゴルフショップで中尺のゼロトルクパターでこの打ち方を試してみました。試打の結果は右手はなし打ちでも、1.5メートル位のパットがそこそこ入ったので、これなら長尺のゼロトルクパターだったらもっと上手く行くのではないかと思い、「これから暫く、ゴルフショップ巡りをして、ゼロトルクの長尺パターを探してみようと思います。」という所までが、前々回のブログです。

さて、ゼロトルクの長尺パターを探してゴルフショップ巡りをしようと思っていたのですが、結局ネットで良い中古のパターが有ったので、ついポチってしまいました。買ったのはオデッセイのエーアイワンスクエア 2 スクエア ジェイルバード ブルームスティック パター(OdesseyAI-One Square 2 Square Broomstick Putter)です。

なんだか長ったらしい名前ですが、エーアイワンというのはオデッセイのパターシリーズの名前でAIが設計したフェースインサートを搭載したパターのシリーズです。スクエア 2 スクエアというのはオデッセイのゼロトルクパターの名称です。ジェイルバードと言うのはヘッドの名前です。このヘッド、最初はVERSAシリーズの追加タイプとして2014年に発売されています。当時はそれ程話題にならなかったパターですが、2023年にリッキー・ファウラーが彼のキャディーが持っていた2014年製のジェイルバードを使って4年半振りの復活優勝を飾ってから一気に人気に火が付きました。その後、ウィンダム・クラークやキーガン・ブラッドリーがこのパターを使って優勝し、今ではオデッセイの#7(角型)や2ーボールなどの定番モデルをも凌ぐほどの人気を博しています。ちなみに、ジェイルバードっていうのは英語のスラングで囚人という意味で、ヘッドの白黒のストライプが囚人服の横縞模様を連想させる事から、ジェイルバードという名前が付けられたそうです。そして最後のブルームスティックって言うのは、直訳すると「ほうきの柄」と言う意味ですが、オデッセイでは長尺の事をブルームスティックと呼んでいます。

ポチってから3日後にパターが到着。早速、うちの練習場のパター室で打ってみました。結論から言うと、「右手はなし打ち」はイマイチでした。長尺なのでヘッドの重さだけでもそれなりの力をボールに与える事はできるのですが、芯からずれて当るとヘッドの慣性モーメントだけではボールに負けてしまいスクエアのインパクトが出来なくなります。何故芯からズレて当たる、つまりアドレスの位置にヘッドが戻って来ない事があるかと言うと、振り子の支点、つまり左手をアンカーリングできないので、いくら左脇をきつく締めても左手を完全には固定できず、どうしてもスウィング中、微妙に動いてしまうからです。少しでも支点が動くとシャフトが長いだけにヘッドの動きも大きくずれて、ボールを芯で捉えられなくなる訳です。

結局「右手をはなして打つなんてバカな事を考えるな。」という話なのですが、それでは今回のポチリ(ヤフーフリマで50,500円しました)は高い授業料だったのか、と言うとこれがそうでは有りませんでした。「右手はなし打ち」はダメでしたが、右手をはなさないで、クローグリップで軽く添えて打つと、しっかりとボールを押せるし、ちゃんと芯に当てる事も出来きて良い感じです。50,500円はムダじゃなかったぞ!

長尺パターには大きく分けて二通りの打ち方が有ります。一般的なのはアダム・スコットの様に左脇を開けて左肘をカップ方向に向けて構えて、首の付け根辺りを振り子の支点としてショルダーストロークで打つ方法です。もう一つの打ち方は、左脇を締めて左手首を振り子の支点として出来るだけ固定して構えて、右手でクラブを操作する方法です。色々と試した結果、後者の打ち方の方がシンプルで、ゼロトルクパターの特性も活かせるような気がするので、私は後者の「左手を固定して右手で操作する方法」を採用する事にしました。

この打ち方で、バックスウィングの大きさを色々と代えて打ってみましたが、ショートパットの場合はバックスィングを小さくして、フォローを大きくして打った方が直進性の高い球が打てました。但しこの打ち方だと、距離感を作るのが少し難しいので、ロングパットはバックスウィングとフォローの大きさを同じようにして打つ様にしました。

先日、実際にこの打ち方でラウンドしてきましたが、なかなか良かったです。特にショートパットは殆どミスがなかったです。ロングパットの距離感はイマイチでしたが、これは慣れの問題で改善できると思います。

うちの社員のS君は「長尺パターや、チッパーは恥ずかしくて使えない。」と言っています。他人から「そこまでして良いスコアを出したいのか」と思われたくないと言う事のようです。しかし私は既にチッパーを使っている身なので、もう他人からどう思われようと構いません。2026年は長尺パターとチッパーを駆使して、自己ベスト(78)の更新を狙おうと思います。