皆さんは、ChatGPT(チャットジーピーティー)をお使いになった事がありますか?ChatGPTというのは、対話型のAIサービスです。どんな質問にも答えてくれます。これが本当に凄いんです。使うたびに感心してしまいます。
以前のブログでボールのスピンについて書きましたが、そのブログで、10年位前のPGAの試合でバックスピンで優勝を逃した選手の事を書きたかったのですが、誰が、どの試合で、どのコースで、と言った肝心の詳細を思い出せずに、書くのを断念した事があります。勿論、その時はネットで色々検索してみたのですが結局解らずじまいで、それからずっと小骨がのどに引っかかった様な気分でした。
この前テレビでファーマーズ・インシュアランス・オープンの最終18番ホールの池を見て、「あのスピンバックの試合はファーマーズ・インシュランス・オープンだったかも知れない。」とふと思い、今度はインターネット検索ではなくChatGPTに以下の質問をしてみました。
私の質問
以前PGAのファーマーズ・インシュアランス・オープンで、最終日の17番までトップにいた選手が18番でグリーンにのったボールがスピンバックして手前の池に落ちて優勝を逃した事があります。誰だったかわかりますか?
ChatGPTの答え
ファーマーズインシュアランスオープンの最終日、18番ホールでグリーンに乗ったボールがスピンバックして手前の池に落ち、優勝を逃した選手についての具体的な情報は見つかりませんでした。しかし、トーリーパインズゴルフコースの18番ホールは、グリーン手前に池が配置されており、特に最終日のピンポジションは左手前に切られることが多く、スピンのかかったショットが池に戻ってしまうリスクが高いことで知られています。
このようなセッティングにより、多くの選手が18番ホールで苦戦し、ドラマチックな展開が生まれることが多いとされています。
「なんだ、ChatGPTでも結局わからないんじゃないの」とお思いかもしれませんが、ChatGPTの凄いのはここからです。ChatGPTは日本語で質問をすると、基本的には日本語のインターネットの情報だけを元に答えている様です。という事は英語で質問すると、インターネットにある英語の情報を元に答えてくれるはずです。US PGAの事なのだから、英語で質問した方が良いに決まっています。そこで次の質問を英語でしてみました。
私の質問(英語での質問の和訳)
PGAツアーの大会で、最終日の17番ホール終了時点で首位にいた選手が、パー5の18番ホールで3打目をグリーンに乗せたもののスピンバックして池に入り、パーをセーブできずに優勝を逃したことがあります。その選手は誰ですか?
ChatGPTの答え(英語での答えの和訳)
あなたが言及している出来事は、2012年のファーマーズ・インシュランス・オープン(Farmers Insurance Open)でのカイル・スタンリー(KyleStanley)の出来事と一致します。この大会の最終日、スタンリーは17番ホール終了時点で3打差のリードを持っていました。しかし、最終18番ホール(パー5)で、2打目をレイアップし、3打目でグリーンを狙いました。彼の3打目は一度グリーンに乗ったものの、スピンバックして手前のウォーターハザードに転がり落ちてしまいました。その結果、トリプルボギー(3オーバー)を叩き、ブランド・スネデカー(Brandt Snedeker)とのプレーオフに持ち込まれ、最終的に敗北しました。
遂に判りました!喉の小骨が取れました。完璧な答えです。最初の日本語の質問で「ファーマーズ・インシュアランス・オープン」と試合を特定しましたが、「その様な情報は見つからない」という最初の答えだったので、英語の質問では特に試合を特定しませんでしたが、やはりファーマーズ・インシュランス・オープンでの出来事でした。
ちなみに上記の英語での質問と答えの和訳もChatGPTにしてもらいました。訳も完璧ですよね。こんなに翻訳も完璧に出来るのであれば、日本語で質問をして「英語でのインターネットの情報も参考にして答えて下さい。」と一言付け加えればいいのではないかと思い、最初の質問にこの一言を付け加えてもう一度聞いてみました。すると、上記の英語の答えとほぼ同じ内容の答えが、日本語で直接返ってきました。結局、「英語でのインターネットの情報も参考にして答えて下さい。」という一言を文末に付ければ、わざわざ英語で質問する必要もないようです。
ChatGPT恐るべし!